✫目のトレーニング
ブルーライトに視力を奪われビン底メガネのタコシです
近視なので眼鏡やコンタクトレンズを使っている人の中には、本当は近視でないことがあるようです
そういう人は、空を見るなど目をトレーニングすると「近視」が改善することがあります
✫目を酷使すると一時的に近視になる
テレビやパソコン、スマホなどを長時間見続けていると目のピントを調節する『毛様体筋』という筋肉が緊張して一時的に近視のような状態になることがあります
これを疑近視とか仮性近視と呼んでいます
目を休めたり遠くを眺めたりして緊張が解けると近視は改善します
しかし、目を休養させないでいると偽近視が続きます
この状態で視力を測定すると、「0.3」などと近視の烙印(らくいん)を押されて、眼鏡やコンタクトレンズを使っているうちに本当の近視になってしまう、なんてこともあるようです
✫屋外活動で近視を予防
台湾が行っている子どもたちの近視予防対策が最近テレビで報道されて話題になりました
20歳以下のおよそ8割が近視という台湾で、近視を予防するために体育の授業を屋外で週150分行ったり、理科の授業で屋外観察したりした結果、7年間で視力0.8未満の小学生の割合が5%以上減ったということです
教室内の授業では本やノートなどを手元の近いところで見ますから目は緊張状態でいます
屋外に出て遠くのものを見れば目は緊張から解放されて偽近視が改善されます
また、屋外で光に暴露されていること自体に近視抑制効果があることも最近の研究で分かってきています
✫空を見上げる
大人の場合はどうしたらよいのでしょうか
眼鏡やコンタクトレンズを使っている人も、裸眼で遠くの空や建物などを見ることで近視が改善することがあります
視力が0.3だった人が、眼鏡をとって空にある雲や星を眺めているうちに視力が1.0に回復した例もあります
ただし、漠然と空を見ているだけではダメです
見るための目標物(視標)が必要なのです
例えば、パイロットは操縦中に空を見ていますが、見るべき視標が無いとむしろ近視化します
ですから空を見る時も、漠然と見るのではなく、その中の特定の雲や星を見るようにするのが効果的といえます
空にある雲や星、もしくは遠くの建物などを裸眼で5〜10分間眺めます
日常生活でも支障がなければ眼鏡やコンタクトレンズを使わない習慣をつけてみましょう
偽近視であれば、近視がよくなる可能性があります
たとえ近視が治らなくても、視力は上がるはずです
試してみましょう