✫本物で遊ぶ
ぼくが本物の拳銃を手にしたのは中2の時でした
黒光りした回転式のモノで、想像していた通りずっしりと重い鉄の塊に興奮状態のぼくたちは耳からアドレナリンが溢れ出てくるんじゃねーのってくらい大はしゃぎでした
この拳銃の持ち主はというと、近所の派出所のお巡りさんのモノです、
当時、よく派出所に友人たちと遊びに行っていて、ぼくたちが「拳銃みせて」とか「手錠みせて」なんてしつこくいうものだからお巡りさんも渋々見せてくれたのです
今なら、きっと大問題になるでしょうね
でも昭和はこんな風にいい時代でした(´▽`)
でね、手錠もねよく刑事ドラマで見たでしょ
「逮捕する!」つって腕に押し付けてクルっと回ってカチャってかけるやつ
あれをマネするわけですよ
これが以外に難しい!
しかし、運悪く手錠をかけられてしまった者は、暫くの間鍵を外してもらえないという罰ゲーム的な見世物になります
羽交い締めにして激辛カレーを食べさせてもよかったのですが・・・
そして、寸劇の犯人にさせられ、ぼくたちに「お前がやったんだろ、白状しろ!」とか「証拠はあがっているんだぞ」などと本物の警察を前に架空の取り調べが暫く続きます
それを横目にお巡りさんはクスクスしながらコーヒーを飲んでいました
✫リボルバー式
日本の警察が所持している拳銃って、次元大介や冴羽亮が愛用しているようなカッコいいタイプじゃなく銃身が短くてイマイチな感じなんですよね
海外はというと、アメリカでは州ごとに多少違いはあるようですが、オートマチック式のモノを採用していることが多いようです
これもイマイチ残念なデザインですね
でも、警察が銃なんて使用しないに越したことはないですね
使用すれば、それだけ重大な事件ってことですからね
✫リアル手錠はありません
この駐在所のお巡りさんにはその後の青春時代も引き続きお世話になることになるのですが、本当に良い方でした
後で聞いたら部長さんだったらしくで結構えらい立場の人でした
どおりで「威張ってる感あるなー」って思っていました
今どうしているかな?とたまに思い出しますが、もしお会いする機会があれば、大好きな美味しいコーヒーをごちそうしたいですね